夜勤無しのデイサービスに転職して気づいた意外な落とし穴

「夜勤なしで家庭と両立できる」と思い選んだデイサービスで、介護職員として勤務していた鈴原さん(仮名)。

しかし、そこには予想外の落とし穴がありました。

今回は、人前に出るのが苦手な鈴原さん(30代)の体験談を通して、デイサービスならではの仕事のリアルと、向いている人・向いていない人の特徴、そして長く続けるためのヒントをお伝えします。

デイサービスへ転職したきっかけ

インタビュアー
本日はお時間いただきありがとうございます。まずは、デイサービスへ転職しようと思ったきっかけを教えていただけますか?

鈴原さん
はい、病院で看護助手の勤務経験はあったんですが、介護は未経験だったので最初は不安もありました。ただ、病院はとても忙しくて体力的にきつかったんです。
そこで、もう少しゆったりとした雰囲気のあるデイサービスなら、未経験でも自分に合って続けられるんじゃないかなと思いました。

それから、夜勤がない職場を探していたことも大きな理由です。夜勤がない分、家族との時間も大切にできると思い、デイサービスに転職することを決めました。

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デイサービスに入ってみて感じた3つのギャップ

インタビュアー
実際に働いてみて、どうでしたか?

鈴原さん
実際に働いてみて、大きく3つのギャップを感じました。

①想像以上に多かった”人前に立つ場面”

まず一つ目のギャップは「人前に立つ機会が予想以上に多かった」ことです。

正直、デイサービスに入る前は「ゆったり利用者さんとお話ししたり、お手伝いする」イメージだったんですが、実際は違いました。
レクリエーションの進行や送迎など、人前に立つ場面が多かったんです。

最初は緊張しましたが、利用者さんの『楽しかったよ』の一言で安心できました。
それからは、先輩のレクリエーションを参考にしながら自分なりのレクリエーションの進行を身につけていきました。

最初は、簡単な「かるた」から始めました。
「かるた」をするときは基本、職員が読み手をするんですが、ときには利用者様に読んで頂くこともありました。

こうやって、利用者様が主体になるようなレクリエーションを取り入れながら、少しずつ前に出て進行することに慣れていきました。

②仕事内容と性格のミスマッチ

二つ目のギャップは、「仕事内容と自分の性格のミスマッチ」です。

私はどちらかというと内向的な性格で、人前に出たり、積極的に盛り上げたりするのはあまり得意じゃなかったんです。
なので、デイサービスの仕事に入ってから「思っていた以上に明るく積極的にふるまう場面が多いんだな」と感じました。
特に、レクリエーションで大きな声を出すことに戸惑いました。

でも逆に、落ち着いた性格だからこそ、静かに寄り添ったり、一対一でじっくり話を聞く場面では強みを発揮できると気づいて。
「話相手がいて助かる」なんて、よく言ってもらえてました。

この経験から少しずつですが、自分の性格を無理に変えるのではなく、できる範囲で活かしていけばいいんだと思えるようになりました。

③朝早く夕方遅い、長めの拘束時間

三つ目のギャップは、「朝早くて夕方遅い、思っていた以上に長めの拘束時間」でした。

デイサービスって夜勤がない分、時間の融通がきくかなと思っていました。
でも実際に働いてみると、利用者さんの送迎があるので朝は早くから準備が始まり、帰りも利用者さんを送り届けてから事務作業や片づけをするので、意外と終業が遅くなるんです。
予定より退勤が遅くなることもありました。

最初は「夜勤なしだから家庭との両立もしやすい」と思っていた分、そのギャップには驚きましたね。
でも、仕事の流れをつかんでからは、自分なりに時間の使い方を工夫したり、オンとオフを切り替える意識を持つようになりました。

デイサービスのメリット・デメリット

インタビュアー
実際に働いてみると想定以上のギャップがあったんですね。デイサービスの働き方について、良かった点と大変だった点を教えてください。

「デイサービス勤務のメリット」

鈴原さん
デイサービスで働くメリットはいくつかありますね。

最大のメリットは夜勤がなく、生活リズムを整えやすいことです。
子どもの生活時間と重なる部分が多いので、家庭と両立しやすいんですよね。

あとは、やっぱり利用者さんの笑顔が直接見られることが一番です。
レクリエーションや日常の会話の中で「今日も楽しかったよ」って言っていただけると、疲れも吹き飛んで「この仕事を選んでよかったな」と思える瞬間です。

「デイサービス勤務のデメリット」

鈴原さん
デメリットは、人前に出て盛り上げる場面が多いことです。

人前に出て進行役を務めたり、明るく声をかけたりすることが多いので、内向的な性格の人にとっては精神的に負担になることもあります。
私自身も最初はとても緊張して、「自分には向いてないのかも…」と感じることもありました。

それから、夜勤がない分「家庭の時間が増えるかな」と思っていたのですが、実際は朝が早くて退勤も遅めになるので、意外と自由に使える時間は少なかったんです。
そのあたりは、想像していたよりも両立が簡単ではないなと感じました。

人前が苦手でも感じた介護のやりがい

インタビュアー
人前が苦手な鈴原さんでも介護を続けられたのは、何か秘訣があったのでしょうか?

鈴原さん
はい、そうなんです。
働く中で強く感じたのは、“自分らしく働ける場所を見つけること”の大切さです。

介護と一口に言っても、いろんな関わり方があります。
元気に場を盛り上げる人が必要な場面もあれば、静かにそばに寄り添う人が必要な瞬間もある。
私は後者に向いているんだと気づいたんです。
「盛り上げ役は苦手だけど、静かに寄り添うケアが好き」――

そうやって自分の価値観を受け入れられたことが、この仕事を通じて得た大きな気づきでした。
自分らしさを活かせる場面は必ずある。その実感が、今の私にとって一番のやりがいになっています。

デイサービスに向いている人・向いていない人

インタビュアー
ズバリ、どんな人がデイサービスに向いていると思いますか?

「向いている人の特徴」

鈴原さん
そうですね、デイサービスに向いているのは、まず明るくて場を盛り上げられる人だと思います。
レクリエーションや日常の会話など、人前に立つ場面が多いので、自然に雰囲気を明るくできる方はとても活躍しやすいですね。

他には、送迎業務があるので、運転が苦にならない人。
安全に配慮しながら運転できることも、デイサービスで働くうえでは大切な要素ですね。

「向いていない人の特徴」

鈴原さん
逆に、デイサービスにあまり向いていないかなと思うのは、人前に出るのが極端に苦手な方です。
レクリエーションの進行や会話を通して場を盛り上げる場面が多いので、それ自体が大きな負担になってしまうと、続けるのがつらくなってしまうと思います。

それから、朝が早い勤務に体質的に合わない人も大変かもしれません。
朝が早く、終わりが遅いので生活リズムが合わない人は負担になります。

デイサービスを目指す人への3つのアドバイス

インタビュアー
これからデイサービスで働きたい人に、アドバイスをお願いします。

鈴原さん
はい、これからデイサービスで働きたい人に私から、3つのアドバイスがあります。

①事前に業務内容をしっかり確認する

一つ目は、「事前に業務内容をしっかり確認する」ことです。

私も最初は『穏やかな仕事』だと思っていました。
でも実際には、レクリエーションの進行や送迎、利用者さんやご家族とのやりとりなど、思っていた以上に幅広い業務があります。
人前に立つことが苦手な方にとっては、そこでギャップを感じてしまうこともあるかもしれません。

だからこそ、事前に仕事内容を具体的に調べたり、施設の雰囲気を見学したりして、「自分に合っているかどうか」を確認しておくことが大切です。
後から「思っていたのと違った」とならないためにも、入職前にしっかりイメージを持っておくと安心だと思います。

②見学や体験で職場の雰囲気を知る

二つ目は、「見学や体験で職場の雰囲気を知ること」です。

求人票だけでは現場の雰囲気はなかなかわからないもの。
職員同士の関わり方や利用者さんとの距離感、レクリエーションの雰囲気などは、やっぱり現場を見てみないと伝わってきません。
私自身も、働き始めてから「こんなに人前に立つ場面があるんだ」と気づいたので、できれば事前に体験や見学をしておけばもっとスムーズに馴染めたのかなと思います。

特に、職場の人間関係や雰囲気は長く続けられるかどうかに直結します。
実際に足を運んで「ここなら自分に合いそう」と感じられるかどうかを確かめておくことは、とても大切だと思います。

③自分の性格・得意不得意を把握して選ぶ

三つ目は、「自分の性格や得意・不得意を把握して選ぶこと」です。

介護の仕事といっても、求められる役割や雰囲気は職場によって違います。
デイサービスの場合は、人前で場を盛り上げることが得意な人もいれば、静かに寄り添って一人ひとりと関わることが得意な人も必要なんです。

だからこそ、「自分はどんな性格なのか」「どんな働き方なら無理なく続けられるのか」を理解しておくことがとても大事だと思います。
自分の強みや不得意を知ったうえで職場を選べば、「思っていたのと違った」とギャップに悩むことが減り、やりがいを感じながら長く続けやすいと思います。

まとめ

デイサービスの仕事には、想像と違うギャップや大変さもありますが、その中でしか得られないやりがいや学びもたくさんあります。
鈴原さんが感じた大切なポイントは

・利用者さんの笑顔がやりがい
・自分の強みを活かして働くことが長続きの秘訣

と話してくださいました。

最後に、これからデイサービスを目指す人への3つのアドバイスをおさらいしましょう。
・事前に業務内容をしっかり確認する
・見学や体験で職場の雰囲気を知る
・自分の性格・得意不得意を把握して選ぶ

介護の現場は楽なことばかりではありませんが、だからこそ人の役に立つ喜びや、自分らしさを再発見できる場所でもあります。
鈴原さんの体験が、これから介護の仕事を考える方にとって、一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

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