【体験談】未経験の20代男性介護職が「もう辞めたい…」と感じた5つの理由と乗り越え方

介護職1年目、業務の大変さや人間関係にストレスを感じて「もう辞めたい…」と思ったことはありませんか?
そんなときは、同じような境遇を乗り越えた方の体験談が参考になるはずです。

今回は、未経験で高齢者デイサービスセンターの介護職になった佐々木さんへのインタビューを通じて、経験の浅い介護職が「もう辞めたい…」と感じる5つの理由と乗り越え方のヒントを紹介します。

異業種から介護業界に転職した方にも役立つ内容です。ぜひご覧ください。

〜体験談を紹介してくれた介護士さん〜
佐々木さん(仮名) 28歳 男性

【入職初期の壁】現場の戦力になれず気を遣ってつらい…

入職して間もない頃、佐々木さんは現場の戦力になれていないと悩んだそうです。

佐々木さん
僕は送迎業務が大の苦手で、約束の到着時間に遅れて家族に怒られたり、車の運転について利用者に注意されたりしました。
センターへの到着が遅れて『遅く到着したら、他の業務が進まない』と叱責を受けることもありましたね…

送迎業務には、利用者を介助するのとは違ったプレッシャーがあったと言います。

佐々木さん
ハイエース(送迎車の車種)は普通の車より大きいので、運転が大変でした。利用者の命も預かっているという責任も常に感じていましたね。

現場の戦力になりたいと考えた佐々木さんは、次の方法で乗り越えたそうです。

佐々木さん
地図を印刷して利用者の家に印をつけました。どの道を通ったら効率がいいかも考えて、先輩職員に効率の良いルートを教えてもらいましたね。

事前にシミュレーションしてから送迎することを繰り返した結果、佐々木さんが送迎で失敗することはほとんどなくなったと言います。

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【人間関係の悩み】気の強い女性が多くて人間関係がつらい

佐々木さんの職場には気の強い女性が多かったそうです。人間関係に苦労したと佐々木さんは話してくれました。

佐々木さん
不満やイライラをぶつけてくる女性、言い方がキツイ女性とのコミュニケーションには気を遣いました…
あと、忙しそうにしている女性職員を後輩職員は積極的にフォローしなくてはいけないという暗黙のルールにも苦労しましたね。フォローしないと、あとで陰口を言われました。

こうした逆境を佐々木さんは次の方法で乗り越えたそうです。

佐々木さん
真正面から文句を言ったり不満を態度で示したりすると、人間関係がこじれてしまいます。
僕は管理者や現場リーダーに相談して、『一緒に仕事をするうえで、普通に接して欲しい』とハッキリ要望を伝えました
介護現場の人間関係は、第三者に介入してもらった方がうまくいくケースが多いと感じています。

【利用者・家族対応】理不尽なクレームに耐えられない

佐々木さんは、家族から理不尽なクレームを受けたこともあったそうです。

佐々木さん
朝の送迎のとき、約束の到着時間に1分遅れたのですが、『時間より遅い!』と利用者に怒鳴られました。

次の送迎で、佐々木さんは時間に遅れないよう早めに到着したと言います。

佐々木さん
遅れないように早く到着すると、今度は『時間より早い!』と怒鳴られました。さすがに、次の日からその人の家に送迎に行くのが怖くなりましたよ…

こうした逆境を、佐々木さんは上司に相談して乗り超えたそうです。

佐々木さん
上司に相談して対策を立ててもらいました。約束の時間より前に到着して、時間になってから玄関のチャイムを押すという単純な方法ですが、怒鳴られることはなくなりましたよ。

現場経験の少ない時期は、予想外の出来事に遭遇することも多いはず。だからこそ、経験豊富な上司やスタッフに思い切って相談していくことが無理なく介護職を続けていくコツなのかもしれません。
困ったときに上司が助けてくれるとわかったことで、送迎だけでなく他の業務に対する不安も小さくなったと、佐々木さんは笑顔で教えてくれました。

【身体的なつらさ】腰痛・手首の痛みなど身体への負担がつらい

介護職1年目、佐々木さんは腰を痛めてしまったそうです。

佐々木さん
利用者さんの介助で腰を痛めました。腰をかばって業務にあたっていたら、今度は手首を痛めてしまって…

佐々木さんによると、デイサービスの介護職は毎日利用者を介助するため体を痛めやすいそうです。

佐々木さん
身体介助は介護職にとって避けて通れない業務です。だからこそ、正しい介助方法を身につけることが大切ですね。

正しい介助方法を身につけるコツを伺うと、次のように教えてくれました。

佐々木さん
先輩や上司に質問するのが、上達の近道だと思います。利用者に合った方法を教わって現場で実践する。そうすれば、体を痛めない正しいやり方が身につきますよ。

職場環境の悩み】パワハラの現場を目撃し、職場に不安を感じた

佐々木さんは、直属の上司(管理者)がパワハラにあっている場面を目撃したそうです。

その内容をまとめると以下のようになります。

    デイサービスの会議に本社の役員が出席

    役員よりデイサービスの月間売上や利用者・家族のサービス満足度が低いと指摘が入る

    上司(管理者)が要因について状況説明

    説明を言い訳と言い、役員が激高し
    上司(管理者)を大声で怒鳴る机を叩く人格を否定するような発言をする

    こういった理不尽なパワハラの現場を目撃した佐々木さんは、恐怖と共に会社を信じられなくなったそうです。
    そのときの心境を以下のように教えてくださいました。

    佐々木さん
    現場で働く職員や介護職を大切にしてくれる会社に行きたいと思いました。
    少なくてもこの会社に長くはいられないと思いましたね。

    「辞めたい…」と感じるときこそ気をつけたいポイントと前向きに考えるコツ

    佐々木さん
    介護職は需要の高い仕事だと思います。今の職場を辞めても、次の職場で頑張るチャンスがある。ですが、次のチャンスをつかむためには円満に退職することが大切だと思います。

    佐々木さんは、ご自身の経験から職場を円満に退職するために、勤務する上で心掛けた方がよいポイントを教えてくれました。

    佐々木さん
    利用者や家族の尊厳を傷つけたり、会社に迷惑をかけたりする行為は避けた方がいいと思います。
    次の就職先が見つからなかったり会社や家族から訴えられたりしたら次のチャンスをつかめません。

    • 利用者に暴言を吐いたり暴力をふるったりしない
    • 無断欠勤しない(遅刻・早退・欠勤の際は必ず連絡を入れる)
    • 利用者や職員の個人情報・会社の機密情報を外部に漏らさない

    続けて、こうした行為をせず前向きに将来を考える方法を教えてくれました。

    佐々木さん
    自分が達成したいことを目標に設定する方法がいいと思います。僕は、介護福祉士を取得して基本給や賞与のベースアップを達成したいと思いました。待遇が良くなれば、欲しい物があっても今より気兼ねなく買えますね(笑)。もちろん、資格取得を通じて得た知識や技術はどの職場でも役に立つ自分の武器になので、資格は取っておいて損はないと思います。

    まとめ

    今回は、未経験で介護職になった人が、「もう辞めたい…」と感じる理由と対処法を紹介しました。

    佐々木さんは現場で苦労しつつも、介護職になってよかったと感じているそうです。そんな佐々木さんから、最後にこの記事を読んでくださる方にメッセージをいただきました。

    つらいことがあって辞めたいと思っても、自分なりの方法で乗り越えられると大きな自信になります。自分の心や体を大切にしながら、自分に合った乗り越え方を見つけて欲しいです。」

    体力的・精神的にハードな介護職。経験の浅いうちは「辞めたい」と感じることが何度もあるかもしれません。そんなときこそ、佐々木さんのように自分に合った方法で目の前の苦境を乗り越えたいですね。

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