プリセプターが怖い…。嫌われていると思っていた私が分かった厳しさの理由

看護師の教育体制として、プリセプター制度を導入している職場が多いですよね。

新人看護師にとって、マンツーマンで指導してくれる先輩がいる事は、とても心強い半面、厳しい指導に恐怖を感じることがあります。
一緒の勤務の日、「今日もよろしくお願いします。」という一言だけでも緊張する。
二人きりになると息が詰まる。
そんな気持ちになったことがある人も多いのではないでしょうか。

“プリセプターが怖い”と思う気持ちは、決して特別なものではありません。
むしろ、多くの新人看護師が一度は抱く感情です。

病棟勤務4年目の橋口さん(仮名)も、新人看護師だった頃、プリセプターが怖いと感じていたそうです。
本記事では、橋口さんの当時の体験を伺いながら、“プリセプターの厳しさの真意”とは何なのか、考えてみたいと思います。

プリセプターが怖い理由が分からない…新人看護師の苦悩

インタビュアー
本日はお時間いただきありがとうございます。橋口さんは、新人看護師時代、当時のプリセプターに対してどんな印象を持っていましたか?

橋口さん
正直に言うと、「怖い」の一言でした。

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何でこんなに厳しいの?プリセプターにおびえていた新人時代

インタビュアー
実際、どんなところが怖いと感じていましたか。

橋口さん
口調や雰囲気が怖かった覚えがあります。
名前を呼ばれるだけでもドキッとし、「何かミスしたかな…」と思いました。
かけてくれる言葉は優しいのですが、淡々とした言い方や、目の奥が笑っていないような、厳しい視線が怖かったです。
その表情や口調が気になって、優しい言葉をさえも「本当にそう思ってる!?」と疑ってしまう時もありました。
今考えると些細な事だったかもしれませんが、当時の私は、プリセプターに嫌われているんだと思い込んでいました。
必要以上の指導を受けたわけではなかったんですが、“指導者”という存在に、恐怖心を抱いていたんだと思います。

インタビュアー
社会人になって初めての指導者ですから、怖いという気持ちが生じますよね。同期の方たちも同じように怖がっていましたか?

同期と比べてしまい、落ち込む日々

橋口さん
私のように怖がっている子もいましたが、プリセプターと一緒に食事に行くほど仲良くしている子もいました。
でも私は、“他愛もない話”なんてとてもできないと感じていましたし、どうやって歩み寄っていいかわかりませんでした。
同期は良好な関係を築いているのに、私は何で可愛がってもらえないんだろうと、同期と自分とを比べてしまって、羨ましかったですね。

「怖いプリセプター」と私、その関係性が変わったきっかけは?

インタビュアー
そうだったんですね。怖いと思っていたプリセプターと橋口さんの関係性が変わったきっかけは何かありますか?

受け身ではなく、学ぼうとする姿勢がプリセプターとの関係を変えた

橋口さん
プリセプターから「なんでこんなことも知らないの?」という雰囲気を出されたこともあります。
でも思い返せば、その当時の私が、積極的ではなく、全て受け身だったことが、プリセプターを苛立たせていたのではないかなと思います。
声をかけることに躊躇してしまっていたことや、目の前のことしか見えていなかったことが原因だったかもしれません。

一度、分からないことや困ったことを自分一人で何とかしようとして、結果、時間がずれてしまったり、他部署に迷惑をかけてしまったことがありました。それからは、分からないことは分からないと伝え、困った時は助けを求めるようにしました。
きちんと聞けば、きちんと教えてくれるプリセプターだったので、少しずつ話せるようになってきました。

また、経験したことがない検査や処置は、自分の担当の患者さんでなくても「今日の○○さんの△△見学させてください」と言うようにしました。やる気を見せることで、プリセプターの反応も、口調さえもだんだんと変わってきました。

インタビュアー
それは嬉しい変化ですね。今は橋口さんも経験を積んで、新人さんを指導する立場になっていると思いますが、自分がその立場になって分かったことがありますか?

プリセプターになって初めて分かった、厳しさの本当の意味

橋口さん
そうですね。社会人は学生とは違い、自分から学ぼうとしなければならないし、そのことが直接患者さんに関わってきます。
命を扱う仕事なので、ほんの少しのミスや気の緩みが重大な事故になる可能性があることを教えてくれていたんだと思います。

看護師の仕事は一人でするのではなく、必ずダブルチェックを行います。そのため、コミュニケーションを取ることの大切さに、当時は気付けていなかったのかもしれません。
受け身ばかりで、いつまでも学生気分ではいけないということ、それが国家資格を持ったプロとして働くという事だと教えてくれていたんだと思います。

私自身がプリセプターになった今、プリセプティとの関わり方は難しいと感じています。
友達ではなく、指導を任されている立場なので、仲良くなりすぎず、でも相談しやすいような、ちょうどよい関係を築くというのは、想像以上に難しいです。
当時の私のプリセプターも同じように、ちょうどよい距離感に悩んだこともあったのかもしれないと思います。

まとめ

プリセプターから厳しい指導を受けるのは、最初は本当に辛いですよね。
でも、厳しい指導を受けながら、だんだんと自立していくことは全て、自分の肥やしになり、直接患者さんのためになります。
それでもどうしても合わない時は、誰かに相談するのも一つの手だと思います。
プリセプターとの関係や指導に対して感じる不安や戸惑いは、一人で抱えなければならないものではなく、誰かに話を聞いてもらうことで、また明日から頑張れるかもしれません。

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