ママ薬剤師が6年ぶりの復職に選んだ道とは?キャリアか子育て、どっちを優先?

今回は、現在調剤薬局に勤める36歳の長谷川さん(仮名)に取材しました。
長谷川さんは、出産を機に新卒から勤務していた総合病院を退職し、この春から6年ぶりに調剤薬局にて調剤業務に復帰されたそうです。
現場復帰にあたり、

  • なぜ前職とは違う職場を選んだのか?
  • 病院薬剤師から調剤薬局薬剤師への転向について、迷いはなかったのか?

についてお聞きしていきます。

長谷川さんについての紹介

インタビュアー
本日はお時間をいただきまして、ありがとうございます。早速ですが、長谷川さんの今までのお仕事について、教えていただけますか?

長谷川さん
よろしくお願いします。
私は新卒後、総合病院に5年間勤務していました。
勤続1年目の秋ごろから、当直や日直業務もこなしていました。残業も多く、定時で上がることはほぼない職場で、体力はかなり必要であることを痛感していましたね。

インタビュアー
看護師や医師の方は、夜勤のイメージがありますが、薬剤師でもそんなに忙しいんですね。

長谷川さん
そうですね。
急性期の病院だったため、こういった環境の職場は珍しくないとは聞いています。
それでも、聞くだけと入職して実際やってみるのとでは、やっぱり違うなぁと感じることもありました。

インタビュアー
実際に、どんな心境の変化があったのでしょうか?

長谷川さん
新卒の頃は、ずっと目指していた仕事に就けて嬉しい気持ちや、先輩方との知識の差を感じて、とにかく頑張らないと!というメラメラした気持ちでいました。
けれども、激務な毎日を続けていくうちに、ふと自分の健康を犠牲にしながら、この環境でずっと続けられるだろうか……?そんな風に考えるようになりましたね。
女性の先輩薬剤師は、結婚や出産を機に退職した人ばかりで、職場環境やシフト勤務であることから、将来的に家事育児をしながら仕事を続けるのは難しいと感じてました。
そのため私も、妊娠のタイミングで退職することにしたんです。

インタビュアー
それから6年後、復職を決意されたんですね。

長谷川さん
はい。子どもも幼稚園に通うようになり、日中の短い時間なら1人の時間を持てるようになりました。
いつかは薬剤師として復帰したいという気持ちは持っていたので、このタイミングでの復職を決めた形です。

\薬剤師の転職なら/
EUSTYLE CAREER
(ユースタイルキャリア)

全国の豊富な求人からあなたに合った求人に出会えます!
まずは求人をチェック

初めての転職先探し

何から決めていいか分からない?!

インタビュアー
復職先はどうやって選んだのでしょうか?

長谷川さん
まずは、薬剤師の転職サイトに登録して、求人を探してみました。
私は午前中のパート勤務が希望でしたので、希望時間だけで、かなり職場が絞られるかと思ったのですが、特に調剤薬局の求人数は多くあり、嬉しい驚きがある反面、どうやったら希望の職場に辿り着くのか迷いました。
しかし前職のような総合病院の求人はやはり少なかったですね。

復職にあたって1番大事にしたことは何か?

インタビュアー
いろいろな選択肢がある中で、復職先を選ぶ際に1番重視したことは何だったのでしょうか?

長谷川さん
処方せんの内容や職場環境、給料、通勤時間、通勤方法など、職場探しをするにあたって、今1番大事にしたいことは何か?を自問自答しました。
今の私の1番の優先事項は子育てのため、仕事を長く続けるために、通勤時間と職場の雰囲気を重視しようと考えました。

自分の時間と家族の時間

インタビュアー
復帰先を選ぶ際に、ご家族とも何か相談はされましたか?

長谷川さん
そうですね。
復職にあたって、子どもの幼稚園送迎や家事など、夫のサポートも不可欠です。なので私の勤務時間については夫とも確認しました。今は、朝の幼稚園送迎を毎日夫に頼んでいます。

インタビュアー
やはり、共働きとなると、ご家族のサポートも欠かせませんよね。
他には、以前とお仕事選びについて変わったなと感じた点はありましたか?

長谷川さん
独身の頃なら「働きたい!」と感じた職場なら、通勤時間が長くても、給料が多少少なくても応募していたと思います。
けれど、母親となった今は、そういう訳にはいきません。細く長く続けられる職場探しにシフトしたという自覚がありましたね。

調剤薬局薬剤師に転向後の心境は?

インタビュアー
長谷川さんは、調剤薬局のパート勤務での復職を決められたそうですね!決め手は何かあったのでしょうか?

長谷川さん
気になった職場は、すべて見学させていただきました。その中で、働かれている方の対応が、1番親切だと感じた今の職場に決めたんです。

薬剤師はどこでも勉強できる!

インタビュアー
以前の急性期病院とは、大きく環境が異なると思うのですが、実際に働かれての心境はいかがでしょうか?

長谷川さん
たしかに、総合病院と比べると採用薬品数は少なく、時間の流れにも余裕がありますね。
でも勤務時間や自宅で勉強できる時間が限られている今は、ちょうどいい業務量だと感じています。
6年のブランクの間に、ジェネリックや新薬が登場しているので、まずは変化の穴埋めをしないといけません。また、コロナ禍の流通の影響が続いていて、以前とは違った大変さも感じています。
今は内科がメインの薬局なので、抗がん剤投与といった、特に注意が必要なお薬の調剤からは離れています。それでも現在は、入院患者さんよりもより生活に近い場所から、患者さんの薬物治療を支える仕事の魅力を感じているところです。

ストレスの少ない職場が何より

インタビュアー
復職されて、嬉しい誤算があったそうですね?

長谷川さん
はい。
以前は急性期を担う職場だったこともあり、1つのミスが命に関わるというプレッシャーが、職員全体にあったんです。
そのため、職場は常に空気が張りつめていた印象でした。
今は、患者さんが途切れれば、一息つく時間もある環境です。職場全体の雰囲気もよく、分からないことは何でも聞きやすい環境が、とても助かっています。
薬剤師業界はどこも、厳しい人間関係ばかりかと思っていたので、今の職場に出会えて本当に良かったです。あとは、病院時代よりも時給が上がったので、給与面のストレスがなくなったことも大きいですね。

今できることを一生懸命に

インタビュアー
素敵な職場と出会えて、良かったですね!
今後の展望などはお考えでしょうか?

長谷川さん
そうですね。復帰1か月後に、子どもがコロナに罹ってしまい、早速お休みをいただいたことがありました。
子育ては、予期できないことばかり起こるので、その都度対応できる余力が自分にあること、融通が効く職場であることは大事だと痛感しています。
転職前は、調剤薬局に勤めることに劣等感を感じないか心配でした。実際やってみると、子育てと仕事を両立している自分に、むしろ自信が持てるようになったのが良かったですね。
激務で家に帰ったらへとへとだった病院時代よりも、今の方が、分からなかったことをその日のうちに調べられる余裕もあります。
そんな環境のおかげで、じつは小児薬物療法認定薬剤師の取得という、次の目標もできました!コツコツすきま時間で勉強して、取得を目指したいと思います。

まとめ

今回は急性期の総合病院から、ブランクを経て調剤薬局パートで薬剤師に復帰された長谷川さんのお話を伺いました。
長谷川さんのようにライフスタイルの変化に伴い、今の働き方を続けられるか?という不安を抱くこともあるでしょう。
今の働き方に疑問が沸くタイミングは、仕事を続けるための優先事項を考え直す良い機会かもしれません。
昔と今の心境に変化があることは、当然のことです。あなたも“今”の自分に合った職場で、薬剤師を続ける選択肢を考えてみませんか?

\薬剤師の転職なら/
EUSTYLE AGENT
(ユースタイルエージェント)

医療業界に精通した担当者が丁寧に面談します。
まずは無料で相談する
カイビズスカウトのご案内

カイビズスカウトへの登録のご案内

最新記事

PAGE TOP